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磯田道史が提言。スペイン風邪と新型コロナに通ずる与謝野晶子の教訓

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歴史学者で国際日本文化研究センター准教授の磯田道史さんは、約100年前に歌人の与謝野晶子が書いた文章に今回の新型コロナウイルス対策の教訓が隠れていると言います。

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磯田道史の紹介した与謝野晶子の教訓とは?

歌人の与謝野晶子が「感冒の床から」という文章に記した一節です。

1920年(大正9年)インフルエンザは、ますます猛威を奮い、新聞の見出しには「死亡者続出」、「流感は斯くの如く悪性」、「一家4名の感冒、若夫婦死す」、「マスクを使用せぬ者は電車に乗るを禁ずとの府県令が出る」、「流感蔓延の程度により学校の閉鎖を命じ」などが連日掲載されていました。

いわゆるスペイン風邪です。

『横浜貿易新報』には1920年1月25日に掲載された「死の恐怖」と題する与謝野晶子の一文が紹介されています。

与謝野は2回にわたりスペインかぜについて記している。最初は「感冒の床から」として1918年(大正7年)11月10日に自分の子どもが学校で感染して、一家全員が伝染したことを述べ、日本の対応の悪さに憤りを感じている。政府がなぜ早く興行の中止や学校、商店などの閉鎖をしないのか人間の密集する場所での集会を禁止しないのか、一方では警視庁の衛生係は人込みに出るなと警告しているのに、政府内部の方針が統一されていないと。

 「死の恐怖」では東京、横浜だけでも毎日400人の死者が発生していると、明日はわが身かもと述べている。

驚くことに、この当時にも興行の中止や施設の閉鎖、ロックダウンなどの必要性を訴えているのです。

一家全員が新型コロナに感染したら・・・という仮定で考えればこの言葉の意味が一層わかるのではないでしょうか。

まだそこまでの危機が差し迫っておらず、かつ感染初期は無症状も多い新型コロナウイルスだけに、よくよく考えなければならないと思います。

日本では法律上、強制力のある制約がなかなかできません。

となると、出来るだけ不要不急の外出を自粛し、人の集まるところを避けるしかないでしょう。自ら積極的に「集・近・閉」 (3密より覚えやすいので使っています) を避ける他ありません。

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過去の日本国内のスペイン風邪の流行とは?

1918 年から 1920 年に流行したスペイン風邪は,全世界 で患者数約 6 億人,2,000 万から 4,000 万人が死亡したとされています。

スペイン風邪はヒトにおけるA型インフル エンザウイルスによる流行であることが,科学的に確認された最初の事例でもあります。

1918 年 8 月から 1919 年 7 月までの第 1 回目の流行では,患者数 21,168,398 名,1919 年 8 月から 1920 年 7 月までの第 2 回目の流行では,患者数 2,412,097
名,なんと当時の日本の人口の37.3 %が感染したという驚きの数字です。

ほとんどのインフルエンザの流行では死者が乳幼児と高齢者に偏り、その中間の年齢層の生存率は高いのですが、スペインかぜでは若年成人の死亡率がその他のインフルエンザと比較して高かったのも特徴でした。

スペイン風邪の病原体であるH1N1型ウイルスは、当時の光学顕微鏡で見ることが出来なかったため、対策に苦慮したのは言うまでもありません。

大正8年(1919年)1月、内務省衛生局は一般向けに「流行性感冒予防心得」を出し、一般民衆にスペイン風邪への対処を大々的に呼びかけました。

驚くべきことに、スペイン風邪の原因がウイルスであることすら掴めなかった当時の人々の、未知なる伝染病への対処は、現代の新型コロナ禍における一般的な対処・予防法と驚くほど酷似しているのです。

・はやりかぜはどうして伝染するか

はやりかぜは主に人から人に伝染する病気である。かぜ引いた人が咳やくしゃみをすると眼にも見えないほど細かな泡沫が3、4尺(約1メートル)周囲に吹き飛ばされ、それを吸い込んだものはこの病にかかる。

・(はやりかぜに)かからぬには

1.病人または病人らしい者、咳する者に近寄ってはならぬ

2.たくさん人の集まっているところに立ち入るな

3.人の集まっている場所、電車、汽車などの内では必ず呼吸保護器(*マスクの事)をかけ、それでなくば鼻、口を「ハンカチ」手ぬぐいなどで軽く覆いなさい

・(はやりかぜに)かかったなら

1.かぜをひいたなと思ったらすぐに寝床に潜り込み医師を呼べ

2.病人の部屋はなるべく別にし、看護人の他はその部屋に入れてはならぬ

3.治ったと思っても医師の許しがあるまで外に出るな

(内務省,143-144)

「マスクの着用」「患者の隔離」といった基本的な予防策がそこには網羅されていました。

これを各自治体が徹底していった結果、日本各地で猛威を振るったスペイン風邪は、1920年が過ぎると自然に鎮静化しました。

これがどういうことかと言えば、スペイン風邪を引き起こしたH1N1型ウイルスが、日本の隅々にまで拡大し、もはやそれ以上感染が拡大する限界を迎えたからだ。そしてスペイン風邪にかかり、生き残った人々が免疫抗体を獲得したからである。

新型コロナウイルスについても終着点はここだと言えるでしょう。

ウイルスの猛威に対しては防衛的な姿勢を貫き、じっと私たちの免疫がウイルスに打ち勝つのを待つ・・・もちろん、かかって免疫を得るよりも、完成したワクチンによって免疫を得られる方が望ましいですが、新型コロナウイルスのパンデミックを乗り越えるにはこれが最良なのかもしれません。

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磯田道史 与謝野晶子の教訓に世間の反応は?

まさに歴史に学ぶ・・・歴史学者の観点に目からうろこの放送でしたね。

きっと新型コロナウイルスに対しても、長期戦を強いられることを覚悟する必要があるのでしょうが、いい戦い方をしたいものです。

 

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